あらすじ
Introduction
遠い北の海には、400才のサメが居るらしい。
そんな話を聞いた。
なんだか、心がざわついた。400年。どんな感じなのだろう。
友達と久しぶりに会って、200年くらい前のこととか、話すんだろうか。100年ぶりに好きな小説を読み返したり、するんだろうか。
想像するだけじゃ物足りなくて、サメになったつもりで考えてみる。サメの偽物になって、生活をしてみる。
1年は長く、10年は短い。飽きる。
泳ぐことにも、歩くことにも。毎日は静かにすぎる。
毎日を静かに過ごす。笑ったり、泣いたりは、続けている。
いつのまにか、400年が経っている。
2019年に新宿眼科画廊で上演し、好評を博した公演の再演。彫刻とダンスの公演です。